日本の夏は暑いですね。毎年熱中症で搬送する人が多数いらっしゃいます。屋内に居ても熱中症になることがありますので、注意が必要です。
最近は在宅勤務の人も増えていますので、自宅で在宅勤務する時の暑さ対策のポイントについて紹介します。
熱中症にならないように注意しながらも、できるだけ電気代を節約することも考えてみましょう!
在宅勤務の暑さ対策の基本はエアコンを上手に使うこと
在宅勤務の暑さ対策の基本は、エアコンの活用です。
「エアコンで冷房すると電気代がかかる!」ということで、エアコンを使用しないで我慢する方もいらっしゃいますが、気温が30℃以上になる日にはエアコンを使用しないと熱中症のリスクが高くなりますので、無理せずに活用することをおすすめします。
熱中症は重症化すると本当に危険です。電気代を節約するために熱中症になってしまうことがないようにしたいです。
また冷房機器としては、ヒートポンプ方式のエアコンは非常に効率が高く、優れたものです。さらに使い方を工夫することで電気代も抑えることができます。
エアコンの効率を高くするコツ・電気代を抑えるコツを4つ紹介します。
窓に遮光性が高いカーテンを付けて日差しを遮る
夏の太陽の光のパワーは凄まじいです。日なたと日陰の暑さの違いからもそのパワーはよくわかります。
部屋の中へ強い日差しが入り込むと、部屋の温度を上げてしまいます。窓に遮光性が高いカーテンを付けて閉じておけば、強い日差しが部屋に入り込むのを防ぐことができ、室温の上昇を抑える効果が高いです。
もちろんカーテンではなく、シャッターやブラインドが使っても構いません。日光を遮ることでエアコンの効率を大きく高めることができます。
エアコンの室外機に日除けを付ける
エアコンには室内にある機器だけでなく、外部に室外機が設置されています。
室外機には直射日光が当たっていることが多いのですが、これにより室外機本体とその周辺の温度が上昇し、エアコンの効率が著しく低下することになります。室外機には熱交換器があり、ここで室内から運んできた熱を外の空気に渡す役割を果たします。
熱は温度が高い方から低い方へ移る性質があり、温度差が大きいほど移りやすくなります。したがって、室外機とその周辺の温度が高くなるほど熱を外の空気に渡す効率が下がってしまい、エアコンの効きが悪くなります。
前述の部屋に日光を入らないようにすることと同じで、室外機に日除けを付けるだけで室外機の温度を下げ、効率を高くすることができます。さらに室外機の周辺に打ち水をして温度を下げると良いでしょう。
換気をしてからエアコンを使う
部屋の温度が高くなっていて、外の気温の方が低い場合は、一度部屋の空気を換気して、入れ換えてからエアコンの冷房を使いましょう。
エアコンは温度が室温が高い状態から設定温度まで室温を下げる時にもっとも電力を使用しますので、換気で部屋の温度を1℃でも下げられれば大きな節電になります。
除湿を上手く使う
気温の高い日に、部屋の温度が高い状態から設定温度まで下げるためには、通常は冷房を使いますね。部屋の温度が安定したら、除湿も使ってみましょう。
快適さは温度だけでなく湿度にも関係しています。同じ温度でも湿度が低い方が快適に過ごせます。
部屋に温度・湿度計を置いて、温度と湿度を測定しながらエアコンを使いましょう。湿度を50%以下にすると、多少高い温度に設定しても快適に過ごせます。その方が節電できるでしょう。
ただし、除湿をすることで温度が下がります。エアコンによっては除湿して温度が下がりすぎないように「再加熱」する機能がある機種があります。「再加熱」を使うと冷房のみよりも電力を使いますので、これは避けた方が良いでしょう。
エアコンを使用しないのではなく、上手く活用する方向で考えましょう。
在宅勤務の暑さ対策:冷たいものを飲む
屋内に居ても熱中症になるのは、汗をかくなどによって気が付いたら脱水状態になってしまうことが原因の1つです。水分補給の目的も兼ねて、こまめに水を飲むと良いでしょう。食事やおやつで塩分を補給していれば、飲み物ではそれほど塩分補給を意識しなくても良いでしょう。
休憩時にアイスクリームなどの冷たいものを食べると、暑さ対策としては効果があります。
在宅勤務の暑さ対策:涼しい服装にする
在宅勤務ならば、服装で暑さ対策の工夫もできます。いわゆるクールビズでも良いですが、特にオンラインで打ち合わせなどが無いのであれば、Tシャツ&短パンのようなスタイルでも大丈夫でしょう。これならばエアコンの設定温度を1℃高くしても問題ないでしょうから、節電にもつながります。
在宅勤務の暑さ対策:扇風機を使う
部屋のレイアウトとエアコンの設置位置にもよりますが、エアコンからの冷風が当たりにくいレイアウトであれば、小型の扇風機を使うのも有効です。部屋の空気を撹拌し、緩やかな風が当たるようにすれば設定温度を少し高めにしても快適でしょう。ただし、エアコンからの風が当たりやすいようなレイアウトであれば、必ずしも必要ではありません。
在宅勤務の暑さ対策:顔&身体を洗う
在宅勤務のメリットは、自宅の洗面台やお風呂を利用しやすいということ。冷たい水で顔を洗うだけでもかなりスッキリします。場合によってはシャワーを浴び、最後に水で軽く流すだけで身体を冷やして暑さ対策になります。
在宅勤務の暑さ対策:冷やしタオル・保冷剤
在宅勤務であれば冷蔵庫も利用しやすいです。濡れタオルを冷蔵庫で冷やしておいて、休憩時にそれで顔や首筋を冷やすだけでもかなりスッキリします。さらに市販の保冷剤などを使っても良いです。
まとめ
在宅勤務の暑さ対策について紹介しました。エアコンを利用することを基本とし、できるだけ効率良く使い、設定温度を調節することで節電しましょう。
テレワークで体調が悪くなることについてこちらの記事で紹介しています。
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