今年の夏も猛暑となり、エアコンが売れています。災害級の暑さですので、エアコンは熱中症予防のためにも適切に使いたいですね。現在エアコンが無い方やそろそろ買い替え時期となる方はどのエアコンにすれば良いのか迷うかもしれません。
日本にはエアコンを製造・販売するメーカーが複数あります。その中でもダイキンはトップクラスの高収益を誇り、世界市場でも上位のエアコンメーカーです。
販売価格から見ても安さで勝負しているわけではなく、性能、信頼、サービス、ブランド価値などで高い評価を得ていることがわかります。
特に最近は、換気ができるエアコンを販売するメーカーとして注目を集めています!
現在、人気が高いダイキンのエアコンについて紹介します。
ダイキンのエアコンをどこで買う?
エアコンを買おうとして家電量販店に行く方は多いでしょう。実は、家電量販業界最大手のヤマダ電機では、ダイキンのエアコンを取り扱っていないことをご存知でしょうか?
私は、長年、かなり多くの家電製品をヤマダ電機で購入していますが、ヤマダ電機がダイキンのエアコンを取り扱っていないことは最近知りました。
ダイキンのエアコンをどこで買えば良いのでしょうか?
家電量販店で買いたいならば、エディオン、ノジマ、コジマ、ヨドバシカメラ、ケーズデンキなどのダイキンのエアコンを取り扱っているショップで買えます。
インターネットショップでもダイキンのエアコンを販売しているところがありますが、取り扱い商品が限定されていたりすることもあるようです。
また注文時に取り付け工事の依頼を忘れたりすると、商品だけ届いて取り付けをしてもらえないなどのトラブルが発生することもあります。
ダイキンのエアコンがなぜ人気があるのか?
ダイキンは世界トップのエアコンメーカーですので、技術力も高く、そのエアコンは人気が高いです。現時点では唯一の新機能を搭載したことが注目を集めています。それは「換気しながら冷房できる唯一のエアコン」というものです(壁掛形家庭用エアコンに限る)。
1年以上前ならばあまり注目しなかった機能なのですが、感染予防のために3蜜を回避し、部屋の換気を励行することを推奨される社会情勢となりましたので、注目される機能です。目の付け所が良いですね。
なお換気と言っても、部屋の空気をどんどん外へ排気し、外の空気をどんどん取り込んでいたら冷房が効かなくなってしまうので、屋外の空気を取り込みつつ、室内の空気と合わせて運転しています。通常のエアコンは、屋外の空気を取り込みませんので、そこが大きな違いとなります。
エアコンは成熟した商品なのか?
20年以上前の家庭用エアコンと比べると、現在販売されているエアコンは省エネルギー性能が格段に高くなっています。
日本ではかなり前から省エネルギーの努力が進められ、特に産業部門では地道にエネルギー消費量を減らしてきました。それに比べて民生部門でのエネルギー消費量は減少していなかったため、1998年6月に省エネ法が改正され、「トップランナー制度」が導入されました。これがエアコンにも適用されたためです。
かなりおおまかに説明すると、「トップランナー制度」とは、もっとも省エネルギー性能に優れたエアコンを基準として、それに追いつくように促す制度です。日本では複数のエアコンメーカーがありますが、その中でもっとも省エネルギー性能で優れた機種の性能を基準として、それに追いつくように他社に優れたエアコンを開発するように促し続けた結果、2010年頃には2000年頃の比べてかなり省エネ性能が優れたエアコンが開発・販売されるようになりました。
そのため家電量販店のエアコン売り場に行くと、当時は古いエアコンに比べてどれぐらい電気代が得なのかPOPで示されていることがよくありました。エアコンの寿命は約10年ですので、2020年の現在にはかなり省エネ性能が高いエアコンが普及していると考えられます。そのため「10年前のエアコンを使っているならば買い換えると電気代がかなり下がる」というようなセールストークをあまり効かなくなったような気がします。
ヒートポンプ方式の一般家庭用エアコンの基本性能としては、ある程度成熟してきていると考えて良いでしょう。何らかの革新的な技術が導入されない限り、現在のエアコンよりも大幅に省エネ性能が向上する可能性は低くなっているようです。
省エネ性能以外のエアコンの機能は?
もちろん、エアコンを選ぶ時のポイントは省エネ性能だけではありません。むしろ省エネ性能はトップランナー方式の導入もあってあまり競合他社との差別化ポイントになりにくくなったので、メーカーもいろいろな新機能を導入する努力をしています。
空気を清浄にする機能
数年以上前から各社が競って導入したのが「空気を清浄にする機能」です。ストリーマ、プラズマクラスター、ナノイーなどの名称で知られています。これらを各社が導入してかなり時間が経っていること、また目に見えないので効果が実感しにくいこと、必ずしもエアコンに付属していなくても、空気清浄機などの製品も売れていることなどから、必ずしもエアコンを選ぶ時のポイントにはなっていないように感じます。
また現在の社会情勢から浮遊ウイルスへの効果が期待されましたが、どのメーカーのエアコンの商品説明でも「浮遊ウイルスを除去できる」とは明記できず、特定の条件下での評価試験で浮遊ウイルスの減少がみられた程度の記載にとどまっています。実際の使用環境はさまざまで、状況によっては効果が無い可能性も否定できず、この機能への期待も落ち着きつつあります。
カビの発生を抑える機能
エアコンを使用している家庭の大きな悩みであり、不満でもあるのが、カビがエアコン内部に発生しやすいことです。これは冷房を使用した時に、エアコン内部に結露が発生し、そこにカビ菌が付着することで増殖します。これを防ぐために、冷房の使用後に内部を乾燥させる機能を備えた機種が各社から発売されています。
エアコン内部のカビは、通常は専門業者に依頼して清掃してもらいます。1台1万円以上の費用がかかり、通常は2年に1回程度清掃が必要です。これがエアコンを10年使うとすると最大のコストになります。
そのためエアコン内部にカビが生えるのを防ぐことができれば、非常に価値が高い機能になります。しかし、エアコン内部のカビの発生を抑える機能を搭載した機種を使っても、完全にカビの発生を抑えることができているわけではないようです。また一度発生してしまったカビを除去する機能ではないため、わずかでも発生すれば地道に増殖してしまうためでしょう。
したがって、「カビの発生を抑える機能」への期待が高かっただけに、通常の使い方では完全にはカビの発生を防げるわけではないということへの失望もあるようです。もちろん、新品の状態あるいは内部をしっかり清浄した後に、正しい使い方を徹底すれば、かなりカビの発生を抑えられると思いますが・・・。
このような状況から、あまり大きな話題になるほどの魅力的な新機能が登場していないため、1年前に発売された旧機種を安く買おうとする人も多いです。
まとめ
エアコンの基本特性と機能が成熟しているということと、ダイキンのエアコンの新機能が注目を集めていることを紹介しました。
エアコンが外気温が高くなると効きにくくなることについてこちらの記事で紹介しています。
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