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アルコールで拭いてはいけないもの!掃除で使ってはいけない!白くなる(白化する)かも?

アルコールで拭いてはいけないものライフ
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最近は消毒用アルコール(エタノール)を使用する人が増え、すっかり手指を消毒する習慣が定着したようです。

それだけ消毒用アルコールが身近な存在になると、身の回りにあるいろいろなものに消毒用アルコールをスプレーして拭き、消毒したくなりますね。

しかし、アルコールをスプレーしたり、拭いてはいけないものもあることはご存知でしょうか?

ある種の汚れを拭き取る時にアルコールが効果的な場合もありますが、アルコールを使ってはいけないものもあります。材質によっては白くなる(白化する)ためです。

以下に紹介します。

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アルコールで拭いてはいけないもの!掃除で使ってはいけないもの!

アルコールは医療現場などでも消毒に用いられています。ほとんどの方は注射を打つ時に、まず打つ場所にアルコール消毒をしたことがあるでしょう。

つまり、アルコールに殺菌作用があるわけです。通常は主成分がエタノールで、消毒用に用いるためにはその濃度が規格で定められた範囲のものを使用しなければなりません。エタノール濃度が76.9~81.4vol%(*体積濃度です!)に調整されています。

これだけ高濃度のエタノールになると、物(材料)によっては表面に触れると何らかの影響を与えてしまう場合があります。

エタノールが触れた材料中に浸透し、ヒビ割れしてしまったり、材料中あるいは表面に添加されている物質を奪い去ってしまったりして、ダメージを与えてしまうことがあるんです。

以下に具体的な物(材料)ごとにさらに詳しく解説していきます。

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液晶・有機ELテレビの画面

大型の液晶テレビや有機ELテレビが普及し、多くの家庭でも使用されています。かなり高画質になりましたので、画面の汚れも気になることが多いでしょう。テレビの画面をアルコールで拭いても良いのでしょうか?

基本的にはテレビの画面をアルコールで拭くことは止めましょう。

テレビの画面がどのような素材が使用されていて、その表面がどのようなコーティングをされているのかは、メーカーおよび機種によって異なります。これらの種類によっては消毒用アルコールで拭いても大丈夫なものがあるかもしれませんが、ダメージを与えてしまうものもあります。

したがって、取扱説明書にはっきりと「消毒用アルコールで拭いても良い」と明記されていない場合はアルコールを使用しない方が無難です。必ず取扱説明書に書かれているお手入れの方法で画面を掃除するようにしましょう。

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スマホの画面

現在販売されているスマホは液晶と有機ELの2種類のタイプのものがあります。これらも基本的にはメーカーが推奨する方法で掃除しましょう。

AppleのiPhoneについては、こちらにお手入れの方法が紹介されています。70%のイソプロピルアルコール含有ワイプなどが推奨されており、エタノールについては記載がないので、エタノールを主成分とする消毒用アルコールは使用しない方が良いでしょう。

スマホについてもう1つ注意すべき点は、多くの人が画面に保護シートを貼っていることです。したがって、画面を拭いた時に保護シートを拭くことになりますので、その保護シートが消毒用アルコールで拭いて良いか確認する必要があります。これも確認できない場合は止めた方が良いでしょう。

飛行機の窓

飛行機の窓の客室側はアクリル製のプラスチックでできています。アクリルは消毒用アルコールに弱く、拭くと表面が曇ったり、最悪の場合はヒビが入って割れてしまうことがあります。飛行機内で普通の乗客が消毒用アルコールのスプレーを窓にかけることは無いと思いますが(*通常は持ち込めないと思います)、アルコール除菌シートについては可能性があるでしょう。

飛行中に飛行機の窓が破損する状況を想像するとゾッとしますので、決してアルコール成分を含んだ除菌シートなどで窓を拭かないようにしましょう。

新幹線の窓はポリカーボネートが使用されています。表面にコーティング等がなされているのかわかりませんし、現時点では消毒用アルコールを使って良いのか確認できていません。

革製品

消毒用アルコールで手指を消毒すると、皮脂が奪われやすいことはご存知でしょう(*保湿成分配合で、手荒れに配慮している製品もあります)。アルコールは油分とも相性が良いのです。

したがって、消毒用アルコールで革製品を拭くと、革から油分を奪ってしまい、ダメージを与えてしまう可能性が高いです。消毒用アルコールで拭かないようにしましょう。

フローリング

フローリングの床なども、表面にワックスを塗られていることが多いですので、同様に消毒用アルコールで拭くことは止めましょう。フローリングの表面のワックスが除かれてしまい、白っぽくなることが多いです。

アルコールで白くなる理由

フローリングに塗られているワックスの種類によっては、うっすらと曇るだけでなく、くっきりと白くなります。これはワックスの成分とアルコールが反応してしまうためです。

このような状態になってしまうと、表面を雑巾などで拭いただけでは、目立たないようにすることができなくなります。白く見える成分を「激落ちくん」(メラミンスポンジ)などで丁寧に削り落とし、ワックスを塗り直す必要があります。


非常に手間がかかりますので、フローリングをアルコールで消毒しないようにしましょう。万が一アルコールが付着してしまったら、すぐに拭き取りましょう。

プラスチック製品

身の回りにはいろいろなプラスチック製品があります。どのプラスチックが消毒用アルコールに対してダメージを受けるのかをすべて覚えるのは大変ですし、プラスチック製品の表面にどのようなコーティングが施されているかにもよります。

プラスチック製品が消毒用アルコールでダメージを受けるのは、アルコールがプラスチック内部に染み込むためです。一旦染み込んだ後に、揮発して無くなりますので、小さなヒビが入ったような状態になり、表面が曇ります。これがクレーズと呼ばれるものです。

さらにプラスチック製品内部にアルコールが侵入した場合は、大きなヒビが入ります。これがクラックと呼ばれるものです。クラックの大きさによってはプラスチック製品が割れてしまいます。

これらのダメージを避けるために、基本的にはプラスチック製品の表面を消毒用アルコールで拭かないようにした方が安全です。

ちなみに以下のような回答がありましたので、任天堂のSwith本体やJoy-Conをアルコールで拭くのは止めましょう。

アルコールで白くなるプラスチック

前述のようにプラスチックの種類によっては消毒用アルコール(主成分がエタノールのもの)で拭くと白くなります。プラスチック表面に何らかのコーティングがされていると耐久性が高くなる場合もあります。

プラスチックの種類を正確に見分けることも難しい場合がありますし、勘違いすることもありますので、基本的にはプラスチックをアルコールで拭かないようにする方が無難です。

特にコーティングなどをしていない通常のプラスチックの場合は、アクリルとポリスチレンは白くなりやすいです。またポリプロピレンとポリエチレンは白くなりにくいです。

イソプロピルアルコールは、多くのプラスチックを白くしてしまう可能性が高いので、使用しない方が良いです。

消毒用アルコールと無水アルコールの違い

消毒用アルコールと無水アルコールが販売されています。消毒用アルコールは消毒効果が高くなるようにアルコールと水の比率を調製したものです。無水アルコールはその名の通り、水分を含まないアルコールです。

まとめ

アルコールで拭いてはいけないものについて紹介しました。アルコールを使用して良いものに対しては、掃除の際に非常に便利なものです。使用してはいけないものを見極めて、上手に使いましょう。

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